ドントップ・ワンチェンを救え!!

ドンドゥプ・ワンチェン(中国語ピンイン表記Dunzhu Wangqin: 中国語名 当知項欠)はチベットで2008年3月26日に北京五輪やダライラマ、チベットにおける中国政府の政策等について一般チベット人のインタビューを撮影し、逮捕された。
撮影されたインタビューは “Leaving Fear Behind”「ジグデル:恐怖を乗り越えて」と名付けられ、ドキュメンタリー映画として、中国 支配下にあるチベット人の生の声をかいま見ることのできるまれな映像となり、世界30カ国以上で上映され、次のウェブサイトよりインターネット上でも公開されている。→ www.leavingfearbehind.com
今回入手された公式情報によると、ドンドゥプ・ワンチェンは2008年7月に”分裂主義を煽動した”罪と諜報活動の罪に問われ逮捕され、2009年6月に求刑を受けた。先日、獄中にあるドンドゥプ・ワンチェンによって書かれた手紙が密かに(国外に)持ち出され、それによって彼の裁判が開始されたことがようやくわかった。
手紙の内容は以下のように綴られていた。
「数日前、私は悪夢を見た。
<何か大変なことが家族に起こったのではないだろうか?>
という思いと戦わねばならなかった。
私は年老いた両親のことを心配した。
本気に心配した。
二人の近況を知らせてほしい。
どうか隠し事はしないでほしい。
私の状況についていえば、何も心配する必要はない。
私は自分の運命に向き合う用意ができている。
解放される望みは薄く、今後長期間に渡り獄に留まるであろうと思うとき、両親に対し、面倒をよく見る、良き息子であることができなかったなあと感じる。
私の裁判はすでに始まっている。
知らせたい良いニュースは何もない。
刑期が何年になるかまだ判らない。」
更に、中国は外国政府機関に対して,今件が”現在、司法手続の途中”にあると語っており、もし有罪判決が出されれば、ドンドゥプ・ワンチェンは重刑を受けることになるかもしれない。
中国政府は当初、ドンドゥプ・ワンチェンの裁判に際し第3者の傍聴を許可しなかった。その結果、ドンドゥプ・ワンチェンの裁判が秘密裏に行われる可能性が高くなった。その上、彼の家族が弁護を依頼した北京のGong Xin (共信法律事務所)のLi Dunyong (李敦勇)弁護士との接見も禁止されている。
2009年10月20日にラサで起きた4名のチベット人の処刑のニュースとともに、ドンドゥプ・ワンチェンの裁判が不公正で非公開の裁判になるのではないかという危惧を持つ。
処刑されたチベット人は昨年チベットを覆い尽くした抗議行動に関わった罪で逮捕された。彼等の処刑は政治的な意味を持つと信じられており、有罪判決を受けた者は公平な司法配慮を受けていないことがわかっている。





